七輪お姉さん

日々のつぶやき

仕事中に 父のことを考えて

父の異常行動のことを考えていました。
父の脳が狂ってしまっていることで、父には色々な幻覚や幻聴が、すぐに消えてしまう記憶と入れ替えに頭の中に入り込んでパンクしそうになるのかもしれない、なんてことを。


脳がスカスカで萎縮していることを、空っぽの使い道の少ない脳になっていると思ってました。


でもそれは違うのかもしれない。


脳がスカスカでも、その小さい領域の中いっぱいに幻覚や幻聴が入り込んでいるとしたら?


父が突然怒り出したり、暴れたりしてしまうこと。
それにも、私達には見えない、わからない、きっかけというものがあるのでしょう。


父がこれから亡くなるまでの間に、沢山、悪あがきをすればいいじゃないか、と。
そんなことを思いました。
父はあがいているのでしょうね。うまくいかない、悪あがきの毎日。
父自身も疲れているのだ、と思いました。


「頼むからもう死んでくれ」と思った父でも。
孤独死させないであげたい。そういう気持なんです。不思議ですが。


間食や盗み食いのことも「沢山食べられたんだなぁ」と思うようになり、怒り出したり暴れようとすることも「元気 元気」と思うように。
訳がわかりませんが、そう変わりました。私の気持が。


何故だろう。わからない。何も変わろうとしたわけでもない、変わりたかったわけでもない。


「もう死んでくれ」と思った同じ私なのに「まだ生きていられるねぇ 父さん」と思うように変わりました。


問題はまだまだあるのに。それがわかっているのに。
どうしてかわからないけれど、肩の力が抜けた、ような、何か気持が楽になりました。


もしかしたら。
Iさんや 警察の方や 職場のお姉さん方の言葉だとか。
そしてムラゴンの温かい空気。
私が元気になれたのは、そういうことかもしれません。