七輪お姉さん

日々のつぶやき

泣いちゃいました

統括センターの女性の優しさに、最後に挨拶をしていた時に涙が溢れました。
何度も深く頭を下げました。それでもこの感謝の気持ちは伝えられないかもしれません。


溢れる涙が止まらないまま、「気持ちが楽になりました もっと早くきていればよかったです」だけ言葉になりました。
「そうですよ もっと早くくればよかったんです 今までずっと耐えてきたのでしょう」という優しい言葉と笑顔にもっと勢いを増して涙が流れました。


「お話を伺っていて、お父さんの状態はかなり重いと思います。
 まずは○○病院の精神科で診断してもらいましょう。
 もし介護する側や入所者の皆さんにも暴力を働く可能性と恐れがある場合には介護施設側のケアでなく精神科の治療を優先することになりますので。
 緊急入院をご希望なら私の方から病院のほうに相談してあげます」とまで言ってもらえたことを私は忘れません。
 予約の電話もかけてくれました。
 隣町の専門の病院の看護士さんも優しかったです。
 何も投薬されていないことを知ると興奮状態を抑える薬のほうも飲むようにしていきましょう、と言ってくれました。嬉しかったです。少しでも穏やかになれば嬉しいですが、それよりも親切に話してもらえたことが嬉しかったです。


 看護士さんはできるだけ早くでしたら二日後に予約をします、と言ってくれたのですが、今日も休ませてもらって申し訳なかったので月曜か金曜でお願いしたいです、と話して2/17金曜の午前中にしてもらいました。


 相談を担当してくださった女性 Iさんは「お母さん達への暴力や、昼夜逆転で皆さんがまいっていることは強く言ったほうがいいです。そこは強く話したほうがみなさんの為になります。」と言ってくださいました。多分、緊急入院へと繋げてあげようというお気持ちでそう言ってくださったと思います。


 介護相談の後に母の通院先のクリニックへ母の迎えに行き、今日の相談内容と貰ってきた資料のパンフレットについて話しました。母もようやく安心したような表情でした。


「もう今年の夏は一緒にいたくないね」と母が言いました。
父を入院させたり入所させて安心したい、と。


ごめんなさい。
母にもそこまでつらい思いのまま過ごさせてしまって。
ごめんなさい。
父さんの治らない病気から、父さんを守ってあげることもできなくて。


何故でしょうね。
今の私は安心よりも、悲しみが込み上げています。
幸せだった思い出も少しはありました。
私は幼い頃は両親からの愛情の思い出はありません。
それでも成長していき、今までの人生の中には幸せな、笑顔を見れた思い出もあります。


私は父を、家族を守ることができなかった。
父に嘘をついて騙して病院に連れていくのです。


何故こんなに悲しくて、涙が止まらないのでしょうか。