一週間の中で最も忙しい朝です。
チェックアウトする方が多く、次回の予約の確認、変更、宅配の受付、タクシーの手配、宿泊していた部屋の不備についての意見など。そして内線がかかってきたり電話での予約相談など。これを一人だけで全部カバーすることになります。

それに加えて今朝は火災報知器が鳴り響きました。火災報知器は湯気に反応するタイプのものと熱に反応するタイプのもの、二種類のものが本館と別館にそれぞれついています。誤認知が多いのが湯気タイプです。寒くなってくるとお客様がバスルームのドアを開けたままシャワーを浴びるようになります。ある特定の部屋に限って反応が他よりも過敏過ぎるお部屋があります。今回もそのお部屋でした。普段そのお部屋には私どものホテルに宿泊慣れしていらっしゃるお客様を割り当てます。湯気のことをご存知のお客様ですから。今回は新規のお客様をそのお部屋に割り当てていたようです。数名のグループの中のお一人だったからでしょうか?　そのお客様にお部屋の火災報知器の注意点をちゃんと説明してあげていなかったようです。

火災報知器が鳴り、その原因が自分のシャワーだった、なんて。お客様にとっては嫌な出来事になってしまうでしょう。どんなに仕事が忙しくても、ちゃんと説明を心がけるように。忙しさを理由にしてしまうと、どんなこともきりがありません。お客様によってはどうしようもないことでもクレームにしてしまう方もいらっしゃいますし。

フロントスタッフも人間です。完璧ではありません。日々反省と励み、気づき。きっと、働くということは生涯学習の姿勢なのかもしれませんね。☺