晒しの布をティッシュ代わりに使ってみることにします。

私だけ使わなくても大して箱ティッシュの消耗度は変わらないでしょうけれども、笑

父のことは周囲の人達も親戚も「あれはおかしいな」と言うようになってしばらくになります。

母は今日夫婦で果樹園を営んでいる友人の所に出かけてきました。
そこの孫娘さんは施設で働いていて「おばちゃん、おじちゃんは要介護1か2を取れるよ。あれだと。ショートステイなら安いから見てもらったほうがいいよ。」と言われたそうです。

母は一気に輝いています、笑。随分ストレスになっていたのだからわかります。

加速して父はおかしくなっています。
温泉で他の人の下着から服まで自分のものじゃないことがわからずに着てしまったり。
家の中のものを「俺は触ってない、誰かがきて置いていった」と言い張ったり。
一日中食べてばかりいるけれど食事をちゃんと食べないで投げ捨てたり。
夜七時過ぎになると毎晩外に出かけて徘徊するようになったり(それも車で)
もう寝ると言った後、何度も二階と一階を行ったり来たりウロウロして、時にはお台所にある食べ物をつまみ食いしていったり。
どこも痛くないのに膝を上げて歩けない、ズルズル足を地面につけたまま歩く。

母は近いうちに福祉センターに相談に行きたいと言いました。
「もういやだ!　うんざりよ!」と。

見ていて思うのは。
痴呆って、考えることがなくなることなのかな?って。

父は何をするにしても考えられないです。
だからなんでもいちいち聞きにきます。聞きにきてもそれができません。
食事の時にも自分でするようにさせているんです。
最近は「箸はどこだ」いつもの場所の箸もわからない、目に見えるところにあるのにわからない。
普通ならご飯をレンジで温めているうちにおかずをテーブルに持っていく。
でもレンジの前でただ立ったままいて、ご飯の温めも見ていないと加熱時間がとんでもないことになったりします。ご飯を取り出した後「食うものがない」と言い出します。父のおかずは沢山あるのに。

一緒に暮らしていてこれです。
家族と同居していない痴呆の人はどうしているのでしょう。
そしてその家族はどんな思いをしているのでしょう?
きっと心配ですよね。
施設の話や同居の話を持ち出しても恐らく頑固に拒否して困っているのではないでしょうか?

母は「顔つきがアホヅラになってる。目が淀んでどこ見てるのかもわからない。うんともすんとも言わない。それなのにいきなりキレる。こっちのほうが頭がおかしくなりそうだよ!」と悩みをこぼします。

確かにそうです。父は人間ではないみたいに見えることがあるんです。
言い方が変ですが。
目が、人間の目というより、言葉の通じない生き物、動物というにしては濁っていてどこを見ているのかもわからないから違う。