七輪お姉さん

日々のつぶやき

母の気持ち

父の昏睡中、ずっと自分の命と引き換えてでもという一心で毎日睡眠2時間足らずで看病の日々を戦いましたが。その父を医者から「奇跡です」という復帰状態に取り戻せたというのに、退院してすぐ父は自殺しようとしました。


浮気相手の女が、金持ちの老人を見つけて乗り換えて自分を捨てたからという理由で。


泥沼でした。
その老人と3人で。
警察の世話にもなりました。


その時私は深い悲しみに心が傷ついていました。
自分が必死に助けようとしたことは、父さんにとっては余計なことだったんだろうか、女に捨てられて死にたい、もう生きていたくない、生きていてもなんにも楽しくない、と私の前で言う父に、私は深く傷つきました。


けれど。今、思うんです。


あの時、母さんはもっとつらくて悲しかったんだ、と。
傷つく私を見ていた母さんのほうがずっと悲しかっただろうって。


母さんに楽をさせてあげられるようになりたいです。