七輪お姉さん

日々のつぶやき

仕事の帰りがけに

他のポジションのお姉さん方といつもお話をしてから帰ります。


折角優秀な人が入ってくれたのに、昨日私のイライラの元になっていた事柄に関連することで(ホテル側の独特な注意。元々あるルールからそれる注意)「ここ、続ける人いるんですか? 私ハローワークに行こうかな。」と穏やかな表情で彼女は言いました。彼女はホテル側から昨日のことで注意を受けた後でした。


仕事が良くできるし、ちゃんとした人柄の良い人なんです。


そういう人だから話の筋が通っていればわかってもらえることなんです。
筋がおかしいことを言うからポテンシャルとモチベーションを奪いかねないことに。


私が接遇の神と尊敬するO先生のセミナーで、「これから転職に向かっていく皆さんに私から言いたいことがあります。私が皆さんに教えたことはすべて正しいことです。けれど皆さんがこれから務める環境にはそこにもう出来ているルールがあります。そのルールが正しくなくてもそれはそこのルールです。皆さんは新しい環境で"それは間違ってます、おかしいです!"と思うことが何度もあると思いますがそこではそこのルールに従うようにしてください。まだ新しい環境に入ったばかりの皆さんにとって大切なことはいかに真に正しいかではなく、その間違っているルールに笑顔で素直に"はーい!"という行動なのです。」


あなた達はそれを理解する日が必ずきます、とO先生の話した通りだ、と。


O先生は松下幸之助の秘書を務めたり、その輝かしいキャリアの全てを田舎に嫁いできてからの就職活動で否定され続けた時のことも話して「あなた達が面接で不採用にされても落ち込む必要はありません。あなた達のせいではありません。それは面接官の好みが違っていたと考えれば良いのです。」と教室の中にいるみんなを励ましてくれました。


新しく入ってくれた人の優秀さを、このホテルに出来上がっているルールで歪めようとするのは残念でしかない。


良い方向に進めていけたらいいのに、ですね。