七輪お姉さん

日々のつぶやき

昨夜は深夜のチェックインが多かったですが

悪天候のせいで三時間も車を止められて、もう高速をおりて不慣れな山道を運転してきてくれた方もいました。お気の毒で、内緒でカップ麺をそっと差し上げました。ただのカップ麺にお湯を注いで渡しただけなのに、その方は目を潤ませながらホテルにくるまでの今日のことを、溢れ出すように話しました。店も何もない真っ暗な夜道、さみしかったでしょうね、と言うと「はい! ありがとうごさいます、本当にありがとうございます」と頭をさげながらエレベーターに乗り込んでいきました。


誠実そうなお人柄に触れたような気持ちがしました。


それに引き換え、呆れたしまったのはその後、24時過ぎにチェックインした方。
その業界の営業がそんなじゃだめでしょう、とあきれました。
そんな時間までお酒を飲んで酔っ払ってチェックイン、しかも清算中顎マスクです。
あなたの業界でそんなことをしたらどうしようもないですよ、と呆れましたが。


その後もその業界の営業さんに呆れました。
利用時間を過ぎているのにのんびり二人で温泉を使っている。
「もうお時間を過ぎておりますので片づけを始めさせていただきます」と声をかけて片付けていましたが、脱衣所で密な距離で二人で雑談しながら着替えしているんです。これはあまりにと思い、頭を下げながら「マスクなしでその距離でのお話はお控えてくださるようにお願いいたします」と話しました。「あっすいません」と言いましたが行動は変わりませんでした。


お酒を出すお店が深夜の営業を短縮されることについて泣いていますが。
お酒はあのように、人間をだらしなくだめにしてしまうことが多いです。
自分を律することのできない人間はお酒を飲んではいけない、と私は思っていますけれど、お酒を飲む大半の皆さんはだらしなくなりたくて飲んでいるのかもしれません。


新しい言葉を時代が生みそうですね。
「飲んだら近づくな。近づくなら飲むな」なんてね。