七輪お姉さん

日々のつぶやき

親のこと

これまでに母に真冬に雪の上を裸にされて引きずり回されたとか、育児放棄していた母のことだとか、親戚の叔母さんに服を脱がされて体を痛めつけられたとか、父はずっと長きに渡って浮気をして相手が頭のおかしな女だったので私の職場やこの家にまでお仕掛けてきただとか、色々こぼしたことがありましたけれど。


今日ね、思ったことがありました。


それでも、愛してもらっていたよな、って。
母さんと、父さんの、愛情を、指で凹みをなぞるように確かめてました。


過去の私はやはり視野の狭い子供でした、と知りました。
例え、周りの他の子供達のような家庭ではなかったとしても。
少しよそとは事情の違う家だったとしても。
それでも、です。
慢性的に毎日母から殴られてはいなかっただろう、と思いましたし。
世の中には自分の親から毎日殴られたり、自分の親に売られて性被害を受けている子供も少なくはなくて。それが少年であってでも親に売られている現実があって。


それに、母さんが私のために働いてくれていたことに心から頭を深く下げます。
激情家でカッとなって仕事を辞めたことがいくつもある母、それでも一生懸命働いてくれてました。


父も。
亡くなるまでの間はずっと私を何よりも頼りにして、そして自分が亡くなった後の私のことを認知症の脳の中でも考えてくれていました。
亡くなったあの日も、私のことを忘れずに、あんなに強く私の手を握りしめた父。


最近、人の命、生き物の命って、なんてあまりにもあっけなくなくなってしまうんだろう、ということを思います。もっと優しい言葉をかけてあげればよかったという未練の津波に襲われそうになることもあります。さざ波なんて優しい懐古ではなくて。