七輪お姉さん

日々のつぶやき

父の残留思念

亡くなってもね。
私のようになにかしらのアンテナで受信できる娘には伝えたいことの一部を伝えられるのでしょうね(●´ω`●)


木曜の夜勤の仮眠時間、眠れないのでぼんやりと仮眠ベッドに横になっていました。
眼の前が半透明のガラスで白くなったようになって、事務所の壁がスクリーンのように白く変わって、父が映し出されました。相変わらず私には音が聞こえることは滅多にありません。見えるだけでした。父は病院の廊下を歩いていました。周りに他の老人達も何人かそれぞれの動きをしていました。ナースセンターのほうからの明かりが漏れていましたが、廊下は薄暗かったです。ああ、父はあんな風に、眠れずに夜中に廊下を歩いていたのでしょうね。父さん、薬も飲めないで、眠れないでいたんだね。家にいる時とおんなじように、夜あるき回っていたんだね。会いたかったろうね、父さん。迎えにきてくれるのを待ち続けていたのね。でも面会に行くといつも父さんは穏やかだったね、わがままな振る舞いはしなかった、帰りたいことは話してくれたけれど、まだ帰れないんだよって話すと寂しそうに黙って、また来たときは一緒に帰るって待ち続けてくれていたもんね。


私は父にはもう私の心配なんてしないで仏様として楽になってほしいです。もうなんにも心配のいらないところで幸せでいてほしいです。


でも父さんがどうしても成仏できなくて私の側にいたいのなら、私が亡くなるまでそうしていてもいいよ、とも思っています。