七輪お姉さん

日々のつぶやき

父の生命力

凄いです(*´ω`*)
もう食べることができなくなってもいるし、手も震えていて、骨と皮だけの体になって、肌の色が黒ずんでいる体なのに、今日は雨の中を一日中徘徊しています。
母の精神面が煮えくり返っています。
それでも母は今週と来週は実家で気楽に過ごすことを諦め、こちらの家にいる、と話していました。


父はおしっこも少なくなってきました。
それでも雨の中を外に出ていきます。
さっきは私が買い物に出かけた時にまた徘徊に出たらしく、帰りに家から300mほど離れた坂道を歩いている父を見つけました。驚きました。車の中に入れて乗せて帰りました。


生命力って本当に、神秘、ですね。
人によってまるで違う。


父は七年以上前から認知症が始まり、この三年間は暴力と暴言、妄想がひどく、今年になってからはびっくりする早さで衰弱してきました。
それでも、父の生命力と死にたくないという執念はとても強いです。


父は、普通とは違う形で「ピンピンコロリ」という大往生をするのかもしれません。


Jちゃんは昨日から何か言いたげな真剣な顔をしています。
母にそんなことを話しかけてみたら「うん、もう、おっとうが死ぬのが近いのがわかるんだな。Jは賢い子だから。昨日からおとうには散歩をねだらなくなってるし、静かにしてる。」と話していました。


わかるんですね。Jちゃんにも。


父はまだ、わたしのことをわかってくれています☺
「おれの言うことをきかないと、あぶないことになるから、ちゃんとおれの言うことだけはきくんだぞ? おっとう」と言うと「その通りだ、おまえのいうことをきかないと俺は死ぬ」と言い、「おまえのおかげで今まで生きてこられた。おまえがいなかったらもう俺はとっくに死んでた」とうんうん、と頷きながら話します。


「喉が、つまって、苦しい」とか。
「脈が、とぶ」とか、よく口にしています。
私は相変わらず鬼っ娘で、普通に穏やかに「お父さん、な? お父さんの体はもう生きるちからっこがなくなってきてるの。な? だから、薬はもうきかないの。薬でどうにかできないの。生きるちからっこが弱くて、それでもがんばってるから、しんどいんだなぁ。」なんてことを言います。
そういうことを聞くと、父は死ぬまで天邪鬼なままらしく、おれはまだまだ死なないというやる気で踏ん張るみたいです、ふふふ。


そんな風に、ね。
父はまだ、そんな風に、父らしい姿を見せてくれています☺