七輪お姉さん

日々のつぶやき

今日は具合が悪くて

父のお世話以外は最小限の家事しかしないでおりました。
それでも妹から叱られていました、動かないで寝ていて!!と。


喉の痛みとだるさとのぼせとめまい。


父は食べ物以外も口にしてしまうようになったので心配が増えました。
食欲が凄くて、食べても食べても食べたがります。


今日は私の具合が悪いことを心配して、いつものように何度も部屋にやってきたりしないでいてくれました。
けれど一人でいる時間が多かったので情緒不安定に陥ってしまったらしく、私が父のところに行くと父は泣いていました。落ち着くまで話を聞いてあげました。手をそっと握ったり、そっと優しく撫でながら。


弱々しく、小さくなる父。
色々なことができなくなり、どんどん記憶が削られていって。
最近父は私以外を時々わからなくなりました。
母のことを母とは違う名前で呼んだり。妹を私だと思って私の名前で話しかけたり。


父の心の奥を覗いたような気持ちになります。
認知症の人の脳は壊されていきます、でも、心は生きています、感じています。
父の心の防衛本能が私を支えにしているのかもしれません。
今、この家の中で、自分に優しくしてくれる相手、それが私一人になってしまっているから。


つらい記憶を、塗り替えながら、心を守っている。


私にもありますからね。
ペットロスがとても酷い私は「ずっと、心のなかに生きている」と思っています。
それは死を、受け入れることができていないのだと思います。
受け入れて生きているようにしている、でも心の中に生きている、死んではいない、生きている、そう思ったまま時間が止まっているのでしょうから。
今でも名を呼びます。話しかけます。今でも側にいるように、暮らしています。
今でも、私の心は愛するペット達の死に耐えられずにいるのでしょう。