七輪お姉さん

日々のつぶやき

昨夜は悲しい出来事がありました

インドネシアのフレンドが突然、兄弟喧嘩をして家を追い出されたので助けてほしい、あなたが助けてくれないと今日が私の最後の日になります、とチャットしてきました。


以前フィリピンの女性から、それまでなんの関わりもなかったのに突然「津波で夫が仕事を失ってしまい私の可愛い赤ちゃんのミルクを買えません、この可愛い女の子のミルク代の為にお金をください」と女の子の写真やビデオを何度断っても送ってこられたことがありました。私はその女性をブロックしました。


今回のインドネシアのフレンドはそれとは違い信頼関係はありました。それでも私は気の毒だと思いながらも「あなたは家を出た後、まずインドネシアの友か知人に相談して仕事をする必要があります。生活する為に働かなければいけません。」と返しました。フレンドは子供ではありません。30歳の大人です。前々から家の中は地獄のようだ、母が夜中叫び出すから私はいつも眠れません、母は私をゾンビのようにしています、この家を出たい、と言っていました。兄や妹もいるのですからあなたは家を出て自由になることができます、とも言いました。フレンドは私に「あなたは私のことを理解できない。嫌い。大嫌い」という言葉でチャットを終えました。


誰にでも家族のことでの悩みや苦労はあると思います。口にするかしないかの違いなだけ。言葉にしているかいないかの違いなだけ。他に兄弟もいて、家を出ることのできる自由があるなら、今の生活は地獄だと悩み続けて親と同居しているよりも家を出て生活して、親と距離を取って今よりは良い関係を取るほうがよいだろうと考えます。ただ、正しいことを言う時私は時々胸が苦しくなります。正しいことを言うことは誰にでもできる、けれどその人を楽にしてあげられることが自分にはできない。私はそのフレンドに一度送金してあげたことがあります。フレンドがコロナが原因で失業して生活に困っていた、という時でした。その後、別のインドネシアのフレンド達は働いています。楽な仕事ではなかったとしても、彼ら、彼女達は、生活のために働いています。


私は今回のことはフレンドが自立するチャンスだと思っています。


私が最後まで言えなかったことがあります。
「あなたは何故自分を愛することができないの?
 世界にあなたはたった一人だけしかいないのに。」


自分に自信が持てなくてもいい。
人と比べて負け犬だと思うことがあってもいい。
それでも、誰もがみんなたった一人だけの自分だから。
誰かを笑顔にしたり泣き顔にさせたりしながら、うまくいかなくても。
生きる理由を探さなくてもいい、持てなくてもいい、理由がなくても生きていていい。