七輪お姉さん

日々のつぶやき

父の認知症

ここ三週間くらい毎晩夜と朝をわからなくなっていて夜八時くらいに一階におりてやってくるんです。毎晩そうです。


今夜は二回、一時間もしないうちに降りてきたので「さっきも夜だっていったよね?」と言っても悪い人相でつっかかってきて夜じゃないと言い張って寝ない!と文句を言うんです。


妹が私を心配して「うるさい!もう寝ろ!!」と追い払ってくれました。


父は誰かに言いがかりをつけて聞き分けなく怒鳴る時、そこに他の誰かがくると大人しく振舞うんです、まるで弱い老人のように振舞います。姑息なんです。母に怒鳴っている時に私が母を助けようとして行くと大人しくするように。


最近はセルフのスタンドで自分で給油ができなくて誰かにやってもらっているそうです。母から聞きました。灯油もガソリンも。


それでも車を諦めない。
電話は耳で聞くことができないのに携帯も手放さない、自分の身内にかけては困らせている。
カードもしょっちゅう紛失するし自分の暗証番号を忘れることもあるのに通帳やお金の管理を母にも私にも頼まない。


そして生きることへの物凄い執着を持っています。
それなら少しは認知症に良いと言われる運動や読み書きなどをすればいいのに散歩さえしません。


あまりにも食べ過ぎて、お腹を壊しても食べ続けるので今夜は夕ご飯の後食べ物を隠しました。あればなんでもあるだけ食べようとします。


妹はこれ以上酷くなったら部屋から出られないようにしてやりたい、と言います。
母や私を困らせる父のことを嫌っているからです。


私は時々思います。
寝たきりで動かない介護のほうがずっと楽だ、と。
聞き分けもなく、車で何時間も出歩いて、毎日財布がない、鍵がない、探してくれ、挙句妄想で母に怒鳴ったり、そんなことを繰り返されるよりは。