七輪お姉さん

日々のつぶやき

認知症の父の通院2回目

一回目は3ヶ月前に入念な検査をしました。
今回は定期検診で通院しましたが、もう行くことはないかもしれません。


昔から県内で最も悪い評価の県立病院ですが。
今回改めて、やっぱり変わらないんだなぁ、と思いました。


担当医は「治る病気ではないし、介護の専門家と相談してください。僕のほうからは薬を出しません。限りなく0点に近い脳の状態ですので。」と言いました。無感情に、そっけなく。


カルテを出してもらうのを待つ間待合室に座っていた時に看護士の女性が「隣の県立病院には認知症の専門の先生もいますしスタッフも充実していて心のケアのほうまでしてくれますから紹介状を先生に出してもらえるように話してみましょうか」と心配そうに話してくれました。医師は今でもこんなものなのかと思いましたが看護士のレベルは前より良くなっていると感じました。


医師に関しては。
ヘルニアの治療で通っていた友達が激怒して病院を変えたことがあったり。
医師から言われて続けている治療が自分には合わないようなので治療法の相談をしたら「どうしろっていうんだよ。何をしてほしいんだよ」と言われて激怒していました。おまえは医者だろ?それを判断するのが仕事じゃないのか、と言って病院を変えました。


今回私が思ったのは、ここの医者は処方箋を出すだけが仕事なのかな、と。
前回「3ヶ月ごとに定期的に通院して観察していきましょう」と言った同じ医師が、次の予約をもうしませんでしたからね。


「あとは専門家に相談に行ってください。
 ケアプランを決める、あるいは入所させる、そうするしかないと思います」と言われましたので。


他人のことだから突き放すのは簡単ですもんね。
父がとてもかわいそうになりました。
医者がこうですと。
介護施設のプロ達だって他人のことです。


家族がケアするのは勿論大変なことだと思います。
でも、です。
私が頑張れなくなったら人様にお願いしよう。そう思いました。
父は家族です。
それにもうそれほど長くないのかもしれない。
いつまでも長いかもしれませんけれど、笑。
それでも、結局いつか死んでしまうことは確かなんですから。


それまでつきあってあげたいな、と思いました。
母の心のケアのことを考えると、父は週に何日かはデイサービスをと考えております。
週に一日か二日。週末は母は離れた実家でリフレッシュしますので。
平日、まずは一日でしょうね。


父は随分痩せ細ってしまっています。
45kgあるかどうかです。
働いていた頃の筋肉ムキムキだった父の半分くらいになりました。
顔は骸骨みたいです。全然といいたくなるくらい肉が薄くなりました。


いくら手がかかるとはいっても、こんなに弱々しくなっている父を、簡単に要らない物のように扱える他人様に預ける気持ちになれません。