七輪お姉さん

日々のつぶやき

豆炭

イソライトで豆炭を静かに燃やし続けていると廊下がほんの少し温もりがあります。
オイルヒーターよりは暖かいなあ、という感じです。換気は大切です。灯油ストーブもそうですね、換気はしたほうがいいです。いくら古民家で通気性抜群でも一酸化炭素中毒になる危険性はありますからね。


豆炭あんかは最強です。
豆炭あんか専用の袋に包んでいるだけだと火傷しかねないくらいの熱さです。なので更にバスタオルやひざ掛けなどで包んで使っています。たったひとつの豆炭で、豆炭あんかは12時間以上暖かいです。父もよく喜んでくれていました。懐かしいです。私が毎日豆炭あんかを用意してあげると、子供みたいな嬉しそうな笑顔で喜んでくれました。父が亡くなって、色々なことが落ち着いてきて、今私が家長として家族を守るようになって、父が恋しいです。一緒に過ごした時間が少なかったので思い出は少ないです、それでも思い出す場面がいくつもあります、切ないものですね。


父の部屋は今一時的に物置状態ですが、父の部屋の片付けが終わってガランとなったら、きっと泣いてしまいそうです。父にはほとんど私物というものがありませんが、父の部屋には父の面影がいつもありますから。


あっという間に。本当に短い間に。
忙しく、父は逝ってしまいましたから。
もう一緒にトランプやドミノやオセロ、五目将棋をして笑う父がいなくて。
私だけが、この家でひとり、泣いてしまいます。


そんな時は、両手を合わせて「お父さん、ありがとう」と祈ります。