七輪お姉さん

日々のつぶやき

疲れてはいるのですが

今日は訪問調査が終わった後ずっと夕方まで庭の草刈りと花を植えたりしていました。


父は認知症老人にあるあるの、外からの人の前では元気な優等生の振る舞いでした。
しかしそんなことは介護のプロはお見通しなので父の母への嫌味な返答などは母の気持ちを察してくれていました。


普段亀の歩みのようにしか歩けないのに、皆さんの前では別人のように運動能力を高く見せようとしていました。
「こんにちは^ ^」と挨拶してもらった時には「グドモーニング」と、そしてすべてにこの調子で、素直な答え方をしませんでした。聞かれたことに素直な反応をしないのです。芝居がかった、わざとらしい答え方しかできない父なのです。


母はケアマネさん達から「お母さんはデイサービス受けられるよ! 一緒にデイサービスを受けたほうがいいんじゃないのかな?」と言ってもらえたことを喜んでいました。母はとても社交的な性格なのです。人の輪の中に入っていくことが大好きなのです。私とは真逆な性格です、笑


明日の午前中は母の膝の通院につきあってあげる約束をしました。


今日は夕方から雨になっています。
天気の悪い日は憂鬱になります。
父の頭の状態が悪くなるからなんです。
天気の悪い日は家族のいうことをまったく聞き分けないで問題行動をするから気持ちも体も休まりません。


病院からも介護の方達からも、「外部の助けを受けながらでないと無理です。娘さんにも、他の家族にも、自分の人生があります、それをお父さんのために削り続けるのは無理があるんです。」と言われました。


梅雨がくるのですね。怖いです。
今の父は驚異的な体力で動きます。
それでも栄養の取れていない衰弱する体で、雨が降る度に問題行動、徘徊を、毎日してしまう父にどうつきあえることができるのか、全然自信なんてありません。


認知症の介護は、心が傷つきすり減ります。体以上に心がボロボロです。
父を大切に思っていても、こうなのです。


それでもまだましなのだろうと理解できています。
世の中には父よりずっと聞き分けのなくなった、問題行動のレベルが高い人達もいるからです。


母が人づてに聞いた人の中には、他人の家の中に徘徊中入り込んで勝手にご飯を食べている人もいたそうです。