七輪お姉さん

日々のつぶやき

戻ってきました

タクシーや警察に補導されて、ではなく。
泣きながら帰ってきました。
まだ自分の家までの道のりはわかるようです。
時間からするとすぐ近くをうろうろして、寒くて帰ってきたのでしょう。


妹には部屋にいるように言って、茶の間の暖房にあててやりました。
車のカギを寄こせというのでなくしたから明日探すと嘘をつきました。
明日は鍵のことでもめるのでしょう。


暗い外を歩いてきてもまだ夜だと認めまいとしていました。


痛み止めだと言って興奮状態を抑える薬を飲ませました。
痛み止めの効能もありますが。
眠くさせる薬を飲ませればよかったですが。


それはこの先飲ませることになるでしょう。
毎晩ああなのですから。


今のところ、特に目立つことは。
妄想。興奮しての暴力。
夜を夜だとわからない。
過食。盗み食い。
自分のいったこと、したことを忘れてそんなことしていないと言い張る。
手足の血行が悪くて青っぽくなっている。
どこを見ているのかわからない視線。
ぶつぶつ独り言を続けている。
着替えを一人でできない。
箸や食器の場所がいつも同じでもわからない。
すぐに怒り出す。


明日、車のカギのことでもめるのが今から憂鬱です。


首を吊って死のうかと思った、と父は言いました。
いつもの死ぬ死ぬ詐欺です。
もう生きて帰らないから探さないでいい、と家を出てもその日の内に帰ってきたことも数え知れず。