アルツハイマーには本気で毎日驚きがあります
食べ忘れは毎日のことです。
なので食べたことを忘れられてしまうことには慣れていて驚いたりしないです。
でも今日、さっきは、本気でびっくりしました。
食べた後に薬を飲んだ、その直後です。
箸を持ってきたんです。
「お父さん、それは何に使うの?」と聞きました。
「なにって、飯を食べるのに使うだろ」と言うんです。
「えっ?
だって、今だよ?
お父さん、今食べたばかりで薬を飲んだんだよ?」
「は?俺は食べてないから腹が減ったんだ、今から飯だ」と怒るんです。
「いやいやいや、お父さん、お父さんは頑張ってきれいに上手に食べてくれたんだよ。
つい、今のことだよ?」
すると父は怒って「なんなんだよ。もういい!」と不機嫌になりました。
今日は、というか、今夜は父の頭の状態が"悪い日"みたいです。
必要があれば、まだ今日は二本しかリスペリドンを飲ませていないので、夜興奮が強くて聞き分けてくれない時にはあと一回飲ませようと思います。
いい時と、悪い時って、あるんです。
ほとんどは薬で落ち着いてくれています。
悪い時は、何もわからなくなって言い張ってしまうんです。
ほんの一分前のことも忘れてわからなくなるから、嘘ではなくて、本気で思い込んでいるからかわいそうでもあるんです。自分では食べてない、食べさせてくれてない、腹が減ってるのに何も食べさせてくれない、って思い込んで怒っている状態なんだな、というのがわかるので。
母は頭のどこかではわかっても、頭にきてしまうんです。
毎日怒鳴り声がして、間に入りにいきます。
そんな母の気持ちもわかるので、そういう時も頭ごなしには怒ったりしないです。
自分では受けとめてられているつもりで、気にしていないつもりだけれど、ストレスがあるのかもしれないです。最近ずっと胃が痛いんです。
自分のことはちゃんと自分が気がついてやらないと、と反省しています。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。